「やりきったときに見える極上の景色を、僕は知っている。
本当に心が震える素晴らしい景色だから、辛くてもまたやりきろうと懸命に走り出す。」
世界は「やりきらない人」であふれている
ホリエモンこと堀江貴文さんの本を手に取る時は少し抵抗があった。
その理由は、よく過激な発言で炎上する人だから、そんな人の本を買うと、自分がマイノリティ(少数派)となることを恐れたからです。
読み始めて20分後には、一度の人生なのに、何故今まで自分が自分を止めていたのか悔やむようになりました。
一歩踏み出す勇気や、突き抜ける覚悟が欲しい方に是非読んで頂きたい一冊です。
あらすじ
ビジネスや生き方に対する考えや取り組み方がストレートに書かれています。例えば、
昔からの夢であったCA(キャビンアテンダント)になる夢を、コロナで給料が低くなったから諦める?そういうのは僕には理解出来ない。コロナだろうが何だろうが、一度の人生なりたい物になればいいのだ。
等などホリエモンらしい言葉で、様々な実例と併せて書かれています。
「預かった命の燃やし方」を学んだようでありました。
一歩踏み出したい人の背中を押す「最強の行動バイブル」です。
ホリエモンの言葉は、日本という国ではストレート過ぎてトゲがあるから受け入れられにくいかもしれないが、活字で読むと大分丸く受け止められてすんなり入ってきます。
印象に残る言葉5選
- お金よりも、「信用」という名の期待を集めろ
- 才能パスポート、人脈パスポート、そんなもおを求めるな!一番強くて、どの分野でも通用するパスポートは、「失敗」だ!
- もう働かなくていい。遊びつくすこと=生きること。そんな社会がもう始まっている。
- 「あいつは変わった」と呆れられるくらいのほうが、人生もビジネスも上手くいく。
- 楽しいことを100%楽しみ尽くすには、睡眠をおろそかにしてはいけない。
目を覚ましてくれるような言葉が他にも沢山!

読書後に思ったこと
読書後、いかに自分が社会の常識や他人の目を気にしたり、自分で自分にブレーキをかけて生きていたことを悔やみました。
そんなこと言っても仕方ないので、「今日が一番若い日!」という両学長の言葉を胸に、「やりきる力」を書斎に置き、日々ドキドキしながらとことん楽しもうと思えました。
コロナをきっかけに、今までの”常識”と言う物が変わり、遊び倒した人が、その経験をYouTubeで配信すれば、その経験がサラリーマンの年収を超える金額になったりする時代になりました。
まさに多様化でしょうか。
そんな目でホリエモンのYouTubeを見ると、賛否両論ありますが、ホリエモンはいつも遊び場のカート場からだったり、キックボクシングジムからYouTube配信していたり、まさに一生懸命遊びながら一生懸命仕事をして、どちらも惜しみなく生きているんだなと、大分見る目が変わりました。
レビュー
- 「やりきる力」に焦点をあててまとめられていて、失敗続きで続ける自信がぐらついた時に読んだら勇気づけられそう。
- 2時間くらいで大体の要約をつかむことはできました。
普段からホリエモンの考え方を見聞きしている人には少し物足りないかもしれません。
そうでない人にとっては、少しだけ参考になるかもしれません。 - 堀江さんはあまりイメージのいい人ではありませんでした。でもメディアのみのイメージで堀江さんを見続けて良いのか疑問になり、根底にある考え方を読ませていただきました。堀江さんの実行力を沢山の若い人が実行してほしいと思います。めんどくさい なんて言ってないで若い人はここから刺激を受けてほしいです。
- 失敗を恐れて行動しないと、自己成長しないとわかりました。とことん、やりきること。
- 文章をありのままに書いているからか内容が入ってきやすい
全てに共感できるわけではないが自身の人生を違う視点から見つめ直すことができるかもです。 - ホリエモンの最新刊は、自分の中にぶれない芯を立てる方法と、やりきることの大切さを改めて説いていきます。
- 世間のイメージ的には、ホリエモンは成功するための上手いコツとか、ショートカットの方法を知っているように思われていますが、自身はとことんやりきる、と覚悟を決めてめちゃくちゃ努力しているだけだと言えます。
- もっともらしい理由をつけてあきらめるのではなく、情熱をともなう夢があるなら、貫き通しましょう。
- 本書に書かれている著者の過激な&正論なことばの数々は、それ自体では星5つである。
- 57歳の自分でも目から鱗であったり、考え方が同じ所が多々あり共感多い。