
手紙 著者:東野圭吾 (文藝春秋) 心に重く響く結末
映画化もされた話題作。
弟の学費を稼ぐために一生懸命働く兄と、期待に応えるため学問に取り組む弟の物語。
裕福ではなかったが、一生懸命生きて幸せな家族だった。
しかし、弟の大学進学のための金がほしく、兄が空き巣に入り強盗殺人の罪を犯してしまい生活は一転する。
「差別はね、当然なんだよ」と言う平野の言葉の重みにハッとさせられます。
また、最後の数ページでは心では抱えることのできないくらいの衝撃と迷いがあなたの心を揺れ動かすことでしょう。