インド スラム街ツアー3

2話の最後の段落から書きます。

30分程歩いただろうか。
急に道が開け、陽の光が差し込み眩しく感じた。
急にマティルが立ち止まり、こちらを振り返った。

(3話スタート)

マティル
マティル

ここがスラム街の5番街と言われている道だ。


トタン屋根と絡みまくった電線の隙間を縫うように真っ暗な迷路の道を恐る恐る歩いて来た我々にとって、太陽の光が本当にありがたく感じた。

しかし・・・この目の前に広がる光景はなんなんだ?!
下記写真にもっと土埃りが舞い、全てを汚した様な雰囲気で、道が開け、街になっていた。
待ち合わせをした駅からみた一面ボロボロのトタン屋根のスラム街にこんな場所があるのか。。。

india slam town
このイメージをもっと汚した雰囲気でした。

今にもバラバラになりそうな車が真っ黒の煙と砂埃り吹き出しながら走り、その横にロバや馬、人も一緒にリヤカーを引いている。


ただ、、、アヒルの横を通ったリヤカーには剝いだばかりと思われるヤギの川が血と一緒に重ね合っていた🐐 アヒルは一瞬吐きそうになった。

マティルはどうだと言わんばかりの面構えでまた説明した。

マティル
マティル

銀行もコンビニ、スーパーマケットもある。
この国は5本の指に入る金持ちと、5本の指に入る貧乏人が暮らしている。

金髪の欧米人もハンカチやタオルで口を押えながら驚いた顔をしていた。
もう、誰も出発前の元気は無く、ただただ全ての光景に言葉を失っていた。

再びマティルは真っ暗なスラム街の道に歩き戻って行ったので、我々もはぐれない様に慌てて追って歩いた。

india slam town street
イメージ画像(本当はもっと暗いです)

本当にこの迷路の真っ暗な民家群は嫌だ。
ビリビリとオレンジ色に点滅する裸電球の明かりで一瞬見える道は、何か動物を殺したであろう血が散らばっていたりする。
それに、何か生き物とタイヤを同時に焼いている様な匂いもする。


ふと良からぬ考えが頭をよぎると吐き気が止まらなくなるので考えないようにしながら歩く・・・

アヒル
アヒル

人間もここで焼くのだろうか。。
食べたりするのかな。。。

これだけではない。
真っ暗な中で、急に服を引っ張られる。
下を見ると何人もの小さな子供が「お金をくれ」と手を差し伸べてきたり手を握ってくる。

申し訳ないが、この子達の手が何を触ってきたのかかわからないので、自分の手のひらや指を触られない様に手をグーにして歩いた。

india street chirldren
イメージ画像

この様な状況下、我々一同は一生懸命歩いた。

1つわかったことがある。
ただ話しかけているだけかと思ったら、マティルは道に座っている人にお金を渡していた。
きっと通行料を払っている。
本当にここではマティルがいるから我々は襲われないのだ。

スラム街に入ってたったの約30分で完全にマティル頼みと全員が理解していた。

また少し広くなった場所でマティルが足を止めた。

4話につづく

インドスラム街ツアー 1話
インドスラム街ツアー 2話
インドスラム街ツアー 3話
インドスラム街ツアー 4話
インドスラム街ツアー 5話
インドスラム街ツアー 最終話





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